お化粧品を買う時、成分を必ず確認すると思います。
しかし、どんな働きをするのか分からないとですよね?




主に使われている成分を詳しく調べてみました。


まず、化粧品を構成する原料には、

  • 水に溶ける

    水溶性成分

  • 油脂に溶ける

    油性成分

  • 乳化や洗浄などに使われる

    界面活性剤

  • 色や質感を作る

    粉体

  • などがあります。
    大きく分けると水と油から構成されている成分
    だということです。




    また、添加成分には、香料や皮膚を美化する
    ための成分、感触を良くする成分、そして
    化粧品を安定に保つための成分が組み合わ
    さって1つの化粧品になっています。



    水溶性成分



    水に溶ける水溶性の成分。
    水分を逃さないようにする保湿剤や肌お引き
    締める成分、水に溶ける防腐剤など様々な
    成分があります。




    単独で配合するよりも、数種類を組み合わせ
    たり油性成分と組み合わせることでより効果を
    発揮するそうです。




    液状


    化粧水からクリームなど、いろいろな化粧品に
    配合されています。


    肌へのなじみを良くしたり、感触の調整としても
    用いられているそうです。

    主な成分

    肌を引き締める効果
    エタノール
    保湿・防腐効果
    BG
    (1,3-ブチレングリコール)(合成)
    保湿・感触調整(高機能)
    グリセリン


    粉状


    乳化を安定をさせているためや、感触調整、
    使用性向上という目的で高分子化合物を
    入れることがあります。

    主な成分

    増粘(安定化・感触調整)
    →カルボマー
    吸湿・膨潤
    →ポリアクリル酸 Na
    増粘(安定化・感触調整)
    →カラギーナン


    ちなみに増粘とは、粘度を高めとろみを
    だすなどの調整をしたり、乳化したものを
    分離させないように安定化させること。



    油性成分

    角層に含まれる水分が外部へ蒸発することを防ぎ、
    水分層を保つ(エモリエント効果)ために配合される成分の
    ことです。




    そのまま使用することより乳化させてクリームや乳液、
    美容液として使うことが一般的。


    柔軟効果も油性成分の役割の一つです。


    液状(オイル)


    例えば、メイク落としに使うもの、角層の水分量を
    保つもの、汚れなどのなじみを良くしたり、肌の上で
    滑りを良くしたりします。

    【主な成分】

    鉱物
    トリメチルシロキシケイ酸(シリコーン油)、
    ジメチコン(シリコーン油)、ミネラルオイル(石油由来)


    天然
    スクワラン(サメ由来、植物由来のものも)、
    ホホバ油(ホホバ実、種子由来)




    半固形(ペースト)


    例えば、乳化ではオイルとペーストを混ぜ合わせること
    によって浸透性があり、エモリエント感があるような
    使用感を作ることができる。

    【主な成分】

    鉱物
    ワセリン(石油由来)
    天然
    シア脂(シア果実由来)、
    カカオ脂(カカオ種子由来)


    固形(ワックス)



    【主な成分】

    鉱物
    パラフィン(石油由来)
    マイクロクリスタルワックス(石油由来)


    天然
    ミツロウ(ミツバチ巣由来)、
    キャンデリラロウ(植物由来)





    界面活性剤

    界面活性剤は、ひとつの分子内に油になじみやすい
    部分(親水基)の両方を持っています。この性質を
    利用して洗浄、乳化、可溶化(水のこと)などの
    働きがあります。


    この性質を利用してできる乳化のO/W型と
    W/O型乳化とは、油と水が細かい粒子に
    なって分散することで、水と油が完全に
    溶解しているわけではありません。




    このとき、界面活性剤の働きによって
    水の中に油が分解した状態(O/W型)に
    することが可能。




    乳化製品で例えるなら水の中に油が
    分散している牛乳がO/W型、
    バターのように油の中に水が分散して
    いるのがW/O型です。


    O/W型(Oil in water)
    例)乳液やクリームなど
    W/O型(Water in oil)
    例)ウォータープルーフ日焼け止めなど。

    ポイント

    手の甲に塗布し、水で洗い流したときに流れれば、
    外側に水分があるO/W型、流れなければW/O型です。



    ◼︎界面性剤の種類と特徴

    タイプ 主用途 成分 皮膚刺激

    (陰イオン)アニオン型

     

    水に溶けると親水基の部分が陰イオン
    (アニオン)になるもの

    〈洗浄・可溶化〉

     

    石鹸・シャンプー・洗顔料など

    名前の最後に「〜石けん」、
    「〜塩」とつくもの

     

    高級脂肪酸石けん/
    N−アシルアミノ酸塩/
    アルキル硫酸
    エステル塩など

    (陽イオン)
    カチオン型



    水に溶けると親水基の部分が
    陽イオン(カチオン)になるもの

    〈帯電防止・殺菌〉


    トリートメント・制汗剤など

    名前の最後に「〜クロリド」、「〜アンモニウム」とつくもの

    ベンザルコニウムクロリド/
    ベヘントリモニウムクロリド/
    塩化アルキルトリメチルアン
    モニウムなど

    やや強

    (両性イオン)
    アンホ型


    水に溶けるとpHにより陽イオンや陰イオンになるもの

    〈洗浄・乳化助剤〉



    シャンプー・リンス・柔軟剤など

    名前の最後に「〜ベタイン」とつくもの

    コカミドプロピルベタイン/
    アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなど

    ほとんどない

    (非イオン)
    ノニオン型


    水に溶けたときイオン化しない親水基をもっている。
    他の界面活性剤と組み合わせやすい

    〈乳化〉


    多くの化粧品に
    使われる

    名前の最後に「〜グリセリル」とつくもの
    「〜水添ヒマシ油」とつくもの

    ステアリン酸グリセリル/
    PFG−60水添ヒマシ油など

    ほとんどない





SD







⚫︎ギモン?界面活性剤って肌にいいの?


界面活性剤は水と油という混ざり合わない
ものをくっつける働き
の成分です。
肌に触れた時に、皮膚とくっつき皮膚の中に
浸透させる働きもあるのです。




しかし、メイクなどの油性の汚れを落とすため
には必要な作用だったり、
クリームなどを乳化したものはその働きが安定
しているので、一概に悪いとは決められないよう
です。
敏感肌の人はクレンジングや洗顔料など、
配合成分には気をつけたほうが良いとのこと。



酸化防止剤

化粧品に使用される原料、とくに油性成分は
酸化しやすい
ものもあります。
酸化によりにおいが変化したり、皮膚へ
の刺激の原因となることもあります。




化粧品にとって必要な品質を保持する
ために、酸化防止剤の天下が必要になり
ます。




酸化防止剤の代表的な成分である
トコフェロール(ビタミンE)は
「身体の老化を予防するビタミン」と
知られておりますが、
体内の物質の酸化を防止する働きがあります。
この効果により、化粧品にも多く利用されています。





防腐剤

化粧品にはアミノ酸、糖類、天然油脂など
カビや微生物のエサとなる成分も
使われています。




もし、これらの微生物が混入して繁殖し
たら、化粧品が変質し肌トラブルの原因
となります。




一般に化粧品は使用期限も食品に比べて
はるかに長いため、微生物に汚染される
危険性が高いです。




また、化粧品の使用中にて指などから、
微生物が入り込むことがあるので、長期間
安定した品質を保持するためには、防腐剤の
添加が必要となるわけです。




代表的な防腐剤はパラベンで、その他に
フェノキエタノール、安息香酸、ヒノキチオール
などがあります。

パラベンの種類と抗菌力の差》

敏感肌の人はパラベンは皮膚への刺激がある
とか、使用することを敬遠する人やメーカー
もあります。


確かに抗菌力が高く皮膚刺激が強いもの
から、弱いものまであります。




抗菌力の強い順
プチルパラベン>プロピルパラベン>エチルパラベン>メチルパラベン>

最近は保湿剤に含まれている
BGやペンチレングリコールなどに
防腐効果と組み合わせたり、他の成分
との溶解性の相性により、パラベン類の
組み合わせや配合量が少なくなって
います。




そのため、防腐効果も安全性も高くなって
いるのが現在の化粧品技術
らしいです。




◼︎パラベンフリーについて


よく「パラベンフリー」と防腐剤は入っていない
と思わせるような明記がありますが、実際
のところパラベン以外の防腐剤を配合され
ている場合が多いです。
敏感肌の人は防腐剤を気にすることよりも
実際に腕などで試してみることをオススメ
します。





着色剤

肌を彩るメイクアップ化粧品に使われる
原料で、おもに顔料と呼ばれています。
皮膚の上に付着して化粧膜を作り、
肌色をきれいに見せたり、着色して
魅力を増します。




その他、ツヤや輝きを出したりテカリを
抑えたりして肌の質感を変えたりする
ためにも使われています。
過去には化学合成のタール色素や、
その中に含まれていた
不純物によって肌トラブルが起こり、
社会問題にもなりました。




しかし、現在化粧品に使われている色素は
純度も高く、いずれも厳しい検査に合格した
安全性の高いものが使われています。






無機顔料




分類:体質顔料
原料名:タルク、マイカ、セリサイト、
カオリン




分類:着色顔料
原料名:酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄




分類:真珠光沢顔料
原料名:魚鱗箔(パール剤)、オキシ塩化ビスマス、
雲母チタン、酸化チタン被覆マイカ




有機合成色素(=タール色素)




分類:染料
原料名:黄色5号、赤色213号、
赤色223号


分類:有機顔料
原料名:赤色228号、赤色226号、
青色404号


分類:天然色素
原料名:カルミン、カーサミン、β-カロチン、
クチナシ、コチニール、ベニバナ赤






⚫︎ギモン?顔料と染料の違いって何?


色素の種類は大きく分けると顔料と染料に
分かれています。
顔料(=pigment)は水や油には溶けず、
粉砕にして微粒子の粉末原料にして配合
します。
顔料は皮膚に吸収されない大きさの粉体なので、
肌が色に染まってしまうことはないということ
です。
しかし、染料は鮮やかな発色性が特徴。
中には角層に染着する色素もあるそう
です。
落ちにくいリップに配合されることも
あります。




 

 

PS
普段、化粧品の成分を見てもカタカナ
だらけで「何のこと?」とギモンに
思ったこともありますよね?
全く知らないより、これくらいの知識を知って
おくことによって化粧品を買う目安にも
るかと思います(^_^)